信州はそばやフルーツなど美味しい食べ物が豊富で、何を食べるか迷いますよね。
その中のひとつ「おやき」もお店によって個性があるのをご存じでしたか?
今回は長野駅ビル「MIDORI」内にある有名店3店舗で、野沢菜のおやきを実際に購入して食べ比べをしてみました。
どの店で買おうか悩んだ時の参考にしてみてください。
※全て自宅に持ち帰り、レンジで温めてからトースターで焼きました。
その前に「おやき」とは・・・
おやきとは信州の郷土料理で、小麦粉などで作った生地で野菜や漬物などを包み、焼いたり蒸したりしたお饅頭のようなものです。
そのルーツは今から約4000年も前の縄文時代にあるというから、驚きですね。
お饅頭というと、つい甘いものを想像してしまいますが、おやきには茄子味噌や切り干し大根のような、お惣菜の具材が包まれている物が多く、軽食や健康的なおやつにぴったりなのです。
いろは堂/お値段はお高めだけど、サービスの良さに好感
野沢菜 240円/個
いろは堂のおやきは3店舗中の中で唯一、生地が茶色がかっています。
それは材料にそば粉が使われているからでしょうか。
生地の厚さは薄めで多少オイル感があります。
その為か外側はカリッと焼けていて、内側はフワッとした食感になっています。
具材の野沢菜は味噌で味付けをしている為、味噌感がありますが野沢菜が浅漬けなのか、さっぱりした印象でした。
冷凍の物を買ったのですが、たったひとつだけの購入なのに、ちゃんと保冷剤をつけて断熱材で包んくれるというサービスの良さ。
購入した日が全国的に猛暑日だったので、大変助かり好感度アップしました。
価格:3,370円 |
縄文おやき:小川の庄/皮が好きな人にオススメ
野沢菜 210円/個
情報番組やニュースなどで農家の囲炉裏で、おばあちゃんがおやきを焼いてくれるシーンを見た方も、いるのではないでしょうか?
それは、この縄文おやき小川の庄さんの取材VTRだった可能性が高いかもしれません。
おやきで村おこしを成功させて大変有名になりました。
ここのおやきは皮が厚めでフワッとしています。
「具より皮のほうが好きなんじゃー」という方は、こちらがいいかもしれません。
野沢菜は味噌で味付けをしているので味噌感があります。
そして少し古漬けなのかな?というお漬物独特の風味を感じました。
おばあちゃんが家にあった物でおやつに作ってくれたような、素朴な感じがいいですね。
価格:4,600円 |
西澤餅屋/観光化されていない地域密着型
野沢菜 170円/個
こちらの西澤さんだけは「MIDORI」1階にあり、他の2店舗とは少し違います。
まず店名に餅屋とつくくらいなので、おやき専門店ではなく、実は和菓子屋さんなのだそうです。
そしておやきは個包装されておらず、もちろん冷凍品もありません。
購入すると昔懐かしい感じで紙に包んでくれます。
ですので、差し上げるおみやげというよりは、自宅用といったところでしょうか。
おやきの生地自体も餅屋さんらしく、お団子生地のようにもっちりしていて、少し伸びる感じです。
明らかに前出の2店とは別系統のおやきで、こちらのもちもち食感が好きな方も多いと思います。
野沢菜に味噌は感じらないので、入っていないかごく少量だと思われます。
西澤さんのおやきは、具材も変わり種が多く、どれを買おうか迷ってしまいますが、お値段がリーズナブルなので安心して沢山買うことができますね。
番外編 お土産購入の穴場2店紹介
駅ビルの「MIDORI」には沢山のおみやげ物があります。
もうここだけで、有名どころのおみやげはすべて、買えてしまうのではないでしょうか。
しかも電車に乗る直前まで買えて便利ではありますが、もし時間に余裕があったら、寄ってみて欲しいお店を2店紹介します。
西友 石堂店
ひとつは西友石堂店です。
長野駅善光寺口から徒歩約7分でとても近いです。
いわゆる全国チェーンの西友ですが、信州の味としてご当地ものコーナーがたくさんありました。
おやき(160円/個)もパンコーナーに数種類ちゃんと売っていましたよ。
そして長野らしく「おやきミックス(348円)」という粉が売られていました。
料理がお好きな方は、ご自宅でおやき作りにチャレンジもいいですね。
あとはちゃんとした箱に入っている、お土産用お菓子などもあれば、袋に入った「信州産果汁のこんにゃくゼリー 300円/18個入り」などもあり、ここで職場のばらまき土産を探してもいいなと思いました。
りんごジュースなどいくつかはMIDORIにも同じ物がありましたが、若干西友が安いようでした。
その代わり種類は限定的になりますので、いろいろな種類を買いたい方はMIDORIで買われた方がいいかもしれません。
いわゆるお土産品ではなく、リーズナブルで、地元で愛されているものなどを探したい方には、訪問の価値ありだと思います。(実際に美味しいお菓子発見しました。よかったらこちらもご覧ください)
JAながの 農産物直売所
もうひとつはJAの直売所です。
こちらは長野駅善光寺口ロ-タリーの目の前ですが、間口が小さいのでちょっとわかりにくいかもしれません。
長野でとれた野菜やフルーツ、乾物や地元特産品などが売られていました。
お値段に関しては、私自身の地元が野菜作りが盛んなため、あまり変わらないかな?という印象でしたが、どちらから来られたかによっては、お安く感じるかもしれません。
あとは帰宅後に買い物には行きたくないけど、食材がない…という家では料理担当の方には、ついでに買えてちょうど良いのではないでしょうか?
信州りんごや農協牛乳を使ったソフトクリーム(280円)も販売しています。
これがまたずいぶんと大盛で、甘いもの大好きな私でもなかなか完食できませんでしたが、優しい甘さのりんごソフトは、お土産探し合間のおやつにぴったりでした。
ただし休憩できる椅子などは置いてませんので、ご注意を。
まとめ
長野駅の人気店おやき食べ比べ検証は以上です。
各店舗で同じ具材を同時に購入・試食はあまりしないと思いますが、
比べてみるとお店の特色があり、自分の好みの系統がわかりますね。
今回実際に長野に足を運んで購入・食べ比べをしたり、穴場を探して歩いてみました。
長野はおいしいものが豊富で、何度訪れても飽きません。
このブログが、次に旅に出るあなのお役に立てば幸いです。
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