自衛隊という特殊な環境設定であり、一定のファンがいる為か自衛隊を舞台にしたマンガはたくさんありますよね。
かわぐちかいじ氏が描く沈黙の艦隊や空母いぶき、元陸上自衛官だった藤原さとし氏が描くライジングサンなどが人気があります。
ですが今回はガチの自衛隊マンガではなく、(かつての)女子目線でおすすめしたい、自衛官、特に海上自衛官と結婚したい方(男女問わず)必見のマンガを紹介します。
自衛隊まんがおすすめはこれ
たいらさおり著「海自オタがうっかり「中の人」と結婚した件」
これは海自オタの作者さんが、現役海上自衛官と出会って結婚し、その後の夫婦生活を描いているエッセイマンガになります。
作者さんは海上自衛隊のイベントで、旦那さんになる方と出会ったそうで、(実際私の知り合いにもいる)もし自衛官とお知り合いになりたい方がいましたら、ワタシのブログでも紹介しています、自衛隊の各種イベントに行かれてみてはいかがでしょうか?記事まとめに移動します
1話づつが短いエッセイマンガなので、さらっと読めてしまいますが、内容は、海上自衛官との生活でおこることを、詳しく面白く書いていて、自衛隊を知らない人が読んでもわかりやすくなっています。
一般女性でも、こんなに海上自衛隊のことを愛して、理解してくれる人がいるんだなぁと感心してしまいました。
自衛官との結婚希望なら知っておきたいこと
一般的に陸海空3自衛隊の違いもよく知らない、海上自衛隊と海上保安庁との違いなんて、さらにわからないという人が圧倒的大多数ではないかと思います。
ワタシも実際入隊するまではよく知らなかったし、自衛官になりたかったわけではなく、ただ制服の職業が好だったからであって、海自を選んだのも制服がかっこよかったからという、趣味に走った理由からでした。
自衛隊なら陸海空すべて同じと思われがちですが、この3つは似て非なる組織であって、お互いのことはあまり詳しくは知らないものなのです。
特に海自は大日本帝国海軍時代の伝統を(いまだに)墨守しているので、かなり独自路線です。
ですので、たいらさんの本を読んで、陸自や空自の方とのお付き合いや結婚したらあれ?と思うことがあるかもしれません。
そんなわけで今回は、主に海上自衛官の妻として、自衛官との結婚について書いてみたいと思います。
海上自衛隊に関するありがちな誤解
海上自衛隊に入隊したら、全員が艦で勤務していると、思われることも多いのですが、まずそのようなことはありません。
海上自衛官として働く場所は、陸海空すべてにあるんです。
「海上自衛隊」の陸上部隊、航空部隊などで勤務するということですね。
陸上部隊では一般的な会社にあるような経理・人事や補給に関する業務などがあり、航空部隊では海上自衛隊で運用している、航空機パイロットをはじめ、航空機の整備士など多岐にわたっています。
ですので、海上自衛官と結婚した=艦乗りの配偶者とは限らないのです。
もし海上自衛官と結婚したら、出航で何か月も会えないからイヤと思っている人がいたら、必ずしもそんなことないよとお伝えしておきます。
ただ、結婚して何年も経ったら…どうでしょうね…早く出航しないかなぁなんて思っている人も多数だったり?
自衛官の定年は早い
ワタシは45歳になった頃から、将来の生活にかなり不安がでてきました。
なぜなら夫の定年をそろそろ考えなくていけなくなってきたからです。
自衛官の定年は一般企業なんかよりも早いんです。
階級によって違いはありますが、多数の人は55歳前後で定年になるのです。(最近は定年延長の動きがあり、最終的には60歳になる予定と言われています)
若い時は定年なんてピンと来ないと思いますが、自衛官と結婚したら早い段階から資産運用などを検討して、備えておいた方がいいと思います。
艦艇勤務の方は、お給料はいいのですが、自衛隊の中にしかない仕事を長年されてくると、いざ民間で働こうとするとなかなか馴染めない人もいると聞きます。
ただし、不安要素ばかりではなく、若年給付金(早く定年する為の手当のようなもので、給付には一定の条件があります)がもらえたり、再就職の斡旋という待遇もありますので、そこまで心配することはありませんので、安心してください。
自衛官だからといってマッチョばかりとは限らない
自衛官の彼氏とか旦那さんと聞くと、マッチョなんだ?と思わることもありがちなのですが、当たり前ですが全員がそうとは限りません。
海上自衛隊に限っていえば、むしろそうでもない人の方が多いのではないか?という感想です。
もしマッチョが好きだから、自衛官と出会いたいと思っている人がいたら、あまり過度な期待はしない方がいいかもと思っています。
とは言え、海上自衛官である以上、ある程度の体力維持は義務ですので、走ったり、泳いだりと一般企業に勤めている人よりは、強制的に体を動かす機会もありますし、体力と健康のために毎日走っている人も多いのは確かです。
健康という点でいえば、自衛隊には自前の医療機関である衛生隊や、自衛隊病院があり、自衛官はそこで診療すれば医療費は無料になるという、家計にはうれしいことがあったりします。
自衛官の家族は家族より優先されることがあることを覚悟
本来なら自衛隊という組織は活躍しない方がいいんです。
自衛隊が活躍しなくてはいけない時は、国民が大変な思いをしているときだから。
でも残念ながら災害の多い日本では、自衛隊の出番が多いのも事実です。
ですので、自衛官の配偶者になったら、災害や有事の際には、自分ひとりでなんとかしないといけません。
最近では災害に限らず、国際情勢の不安要素もあります。
いちばん頼りたい時に、いちばん頼りにしたい人は、任務でいないということを覚悟ををしておきましょう。
自衛官は服務の宣誓という誓いをたてています。
「(略)事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います。」
自衛隊の婚活事情/自衛官との出会いは?
今では女性自衛官もずいぶん増えて、男性と肩を並べて働いている方もたくさんいます。
ですがそうはいっても、男性の方がまだまだ多いのは事実。
防衛省側としては、家族をつくることで責任感を持ってもらいたい(果ては離職率を下げたい)という思惑があるようで、独身の男性自衛官と自衛官とお付き合いしたい女性の出会いの場を設けてくれています。
数年前までは横須賀地方隊主催?でトーキングフェスティバルという、いわゆるお見合いパーティーが開催されていていました。
(現在はコロナのためか、民間会社が運営するオンラインお見合いだけになっているようですが、ちゃんと海自内でチラシが掲示されアナウンスされています。)
実はトーキングフェスティバルは、ワタシが現役自衛官だった頃から開催されていて、当時(30年前)は自衛隊への世間の風当たりも強く、自衛官と結婚したい女性なんて少なかったようなんです。
そんなわけで、主催の先任海曹に泣きつかれて、サクラとして出席したことがあったくらい。
それから4半世紀以上経った今では、自衛官と結婚したい女性が大変増えて、大人気のイベントとなったようです。
毎回参加者多数のため、抽選になっていて女性の倍率はかなり高かったそうです。
自衛隊主催のお見合いパーティーだけでなく、民間主催のものも増えていて、時代も変わった(それだけ将来に対する不安が強い?)ものです。
男性自衛隊員との出会いと結婚【自衛隊プレミアムクラブ】
男性30代40代自衛官を毎月ご紹介する【自衛隊ブライダル】
自衛隊員男性限定の恋活・婚活パーティー【自衛隊プレミアムパーティー】
ちょっと調べてみただけでもたくさんありました。
実際にワタシの知り合いにも、オットの後輩にも、こういった結婚紹介所で出会って結婚された方もいるので、結婚を考えているかたは検討してもいいと思いますよ。
ですが、男性と待遇の差もない女性自衛官も増えていて、女性自衛官と出会いたい一般男性もいるのではないかと思うのですが、さすがにまだ逆のイベントはないようですね。
あとはMAMOR(マモル)という自衛隊に関する情報誌があるのですが、そちらにも出会いのページがあるので、そこをチェックするという手もあります。(競争率高そうな気もしますが)
MAMOR(マモル) 2022年11月号[雑誌] (デジタル雑誌)
自衛官と結婚したい方におすすめ自衛隊マンガと自衛隊の婚活事情 まとめ
結婚は必ずしないといけないものでもないし、今の若い人は、結婚にメリットを感じないと考えている人も多いとは思います。
ですが組織が考えているように、守るものがあれば仕事のやりがいも上がるということもあるし、重い責務を負う自衛官にはホッとできる場があるほうがいいのではないかと思います。
自衛官に対していろいろな思いがある方がいるのは、承知しています。(ワタシも制服で外出時に、知らないおじさんに税金ドロボーといきなりいわれたことがあります)
ですが、国民のあまり知られていないところで、日夜命がけで脅威から守っている自衛官の配偶者という立場を、ワタシは誇りに思っています。
このブログで、ちょっとでも自衛官との結婚を考えてみたいという方がいたら、いいなと思います。
自衛隊イベント記事の紹介/自衛官と出会えるかも?
※ご覧になるタイミングによっては、もう終了している場合もあると思いますが、不測の事態がおこらなければ例年開催されているので、参考にしてみてください。
海上自衛隊サマーフェスタ(終了してます)
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